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日本キリスト教団 新松戸幸谷教会

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コラムcolumn

人生の扉

2009/06 破壊的カルト集団に気をつけて
自分を守るための勇気を・・・。一回きりの人生を有意義に。
 新学期が始まり、また就職して2ヶ月が経過しました。緊張感もとれ、新しい環境にも慣れてきたことでしょう。さらに、いろいろなものが見えてきて、驚くことやこんなはずではなかったという思いを抱いている人もいるでしょう。

 緊張感が取れることは気がゆるみます。気がゆるんだ時、落とし穴が待ち受けています。その落とし穴に落ち込まないように気をつけなければなりません。

 特に、破壊的カルト集団といわれるようなところに入ってしまったら、それこそ大変です。破壊的カルト集団の一つに宗教があります。その宗教の教えを教え込まれて人格を変容させられる、いわゆるマインドコントロ−ルによって破壊的カルト集団のリ−ダ−の宗教的活動に邁進させられ、反社会的活動を行ってしまいます。その典型的な例をオウム真理教に見ることが出来ますし、また、先祖の因縁話を用いた霊感商法と言われることを行っている宗教団体にも見ることができます。

 このようなところに入らないよう十分気をつけなければいけません。今のこの時期、新しいメンバ−を求めて誘い込みが活発に行われています。このような集団の誘い込みはきわめて巧妙で、名を隠して、例えば大学ではもっともらしいクラブの名前をつけて勧誘したり、ボランティア活動を行っているという触れ込みで誘い込んできます。

 また、駅や街頭で声をかけてきてアンケ−トを求めたり、「手相の勉強をしています」と言って近寄ってきて、手相を見て「人生の転換期だ」などと言って、別な場所に連れて行きます。

 また、各家の訪問では「印相や手相の勉強をしている」とか「聖書を勉強をしている」などと言って近づいてきます。あるいは友人を通して誘い込まれることもあります。このような集団に入らないためには、声をかけられても一切対応しないことです。自宅の場合はインターホンで断ることです。もし、どこかに誘われても行かないことです。とにかくどのような場合でも、「おかしい、変だ」と思ったらその場を離れることです。

 最近の例ですが、大学1年の時に破壊的カルト集団に入り、4年間活動して、卒業後まもなくやめた人がいます。単位をとるだけの学生生活を送り、就職もできない。駆ると集団の仲間以外の友達は誰もいない。一人きりです。でも、やめたことに意味があります。この人の場合、人生のやり直しはできます。

 一回限りの人生ですから有意義に過ごしたい。その意味で、危ないところには近寄らないこと。また断る勇気を持たなければなりません。それが自分を守ることなのです。
 新松戸幸谷教会牧師 吉田好里


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