本文へスキップ

日本キリスト教団 新松戸幸谷教会

電話でのご相談・お問い合わせはTEL.047-345-1059

〒270-0034 千葉県松戸市新松戸2-169

コラムcolumn

人生の扉

2016/11 前向きに挑戦して生きる

 「あなたの趣味は何ですか」と問われた場合、音楽や芸術鑑賞、登山、釣りや野球、俳句や短歌等、自分が今していることを答えます。人間の生きる時間は限られていますが、その中でしたいことに時間を充てて過ごすことは生きがい、やりがいになり前向きに生きることが出来るようになります。

 筆者は早朝走ったり、歩いたりを四十年間してきました。特に、冬はつらいですが、走ることを自分に言い聞かせてきました。このことが自分の人生に励ましを与えてくれました。

 また、ここ数年箏を習っています。若い時から自分には音楽的感性はない、と知っていました。習ってみて、そのことをいやと言うほど知らされています。
 それならばやめればいいではないか、と言うことになるのですが、そこは興味があるので「もうちょっとやってみよう」と言うことで習い続けています。練習時間がなかなか取れずつらい時がありますが、それでも前に進んでいます。

 仕事を含め、自慢やうぬぼれでなく自分はこれだけのことをしてきたのだと自分に納得出来る人生を送ることが出来れば、その人の人生は、それで幸いなのです。
 もちろん日々の生活の中でいろいろな問題や課題があり、時には悩み苦しみます。人生は、その連続です。幸せという時間は一瞬であり、数えるほどしかありません。

 旧約聖書の詩編90編10節に「人生の年月は七十年程のものです。健やかな人が八十年を数えても /得るところは労苦と災いにすぎません。瞬く間に時は過ぎ、わたしたちは飛び去ります。」とありますが、まさにわたしたちの人生は労苦と災いの連続です。
 ですから、大事なのは時間を無駄に使わないこと、過去を問わないこと、目を将来に向けること、そして何かに挑戦することです。労苦と災いという人生の砂漠に埋没しては駄目なのです。枯れようとしている、又枯れ果てようとしている、わたしたちの人生を主イエスは導いてくれて人生の実を結ばせてくれます。ですから労苦と災いの人生は、それでいいのです。

 読者の皆さんの人生にもいろいろあったでしょうけれども、それでいいのです。立派に生きてきたのです。より充実した人生を送るためにはイエス・キリストの教えを知り、それを愛し、その教えを昼も夜も口ずさむことす。主イエスにおいて、わたしたちの人生の時間は未来に開かれているのです。


 新松戸幸谷教会牧師 吉田好里


日本キリスト教団 新松戸幸谷教会新松戸幸谷教会

〒270-0034
千葉県松戸市新松戸2-169
TEL 047-345-1059
FAX 047-345-2735